初心者にもよくわかる!ベイプバッテリーの基本と安全な選び方
VAPEを始める際にスターターキットを購入した人も、VAPEに慣れ始めてくると、バッテリーにもこだわりたいと思う人も多いのではないでしょうか。しかし、VAPEのバッテリー単体で購入しようにも種類が多く、安全なものを選べるかという不安がある人もいるでしょう。この記事では、VAPEのバッテリーに関する基礎知識や選び方、安全に使用するための注意点などを紹介します。記事を読めば、初心者でもVAPEのバッテリーについて理解することができ、自分に適切なバッテリーを選ぶことができるようになるでしょう。
Contents
1.VAPEバッテリーとは
VAPEのバッテリーとは、簡単にいってしまえば、VAPEに電力を供給するパーツのことです。バッテリーとアトマイザーが一体になったオールインワンタイプのVAPEとは違い、バッテリー単体の基礎知識を抑えておくことは、電気で稼働するVAPEを安全に使用するうえで非常に大切です。まずは、バッテリーについて知っておきたい基礎知識を紹介していきます。
1-1.容量
バッテリーの容量は、mAh(ミリアンペアアワー)という単位が用いられます。この数値が大きければ大きいほど電気容量が大きく、長く使用することが可能です。たとえば、機種にもよりますが持ち歩いて使用する場合、1500~2000mAhあれば1日を通して充電せずとも使用できるといわれています。特に外出先でもVAPEを楽しみたいという人は、このmAhという単位にも注意してバッテリーを選ぶと良いでしょう。バッテリーキャパシティなどという表記で記載されていることが多いです。
1-2.出力
バッテリーを選ぶうえで、もうひとつ重要視される項目が、W(ワット)という単位で表されるバッテリーの出力を表す表記です。この数値が大きいほど、発生する蒸気量が多くなります。いわゆる爆煙と呼ばれる、大量に蒸気を発生させて楽しむ吸い方をする場合は、30W以上出力が出る機種が望ましいといわれています。バッテリーの出力は、マックスアウトプットなどという表記で記されていることが多いです。
1-3.寿命
バッテリーの寿命がどのくらいかということについては、その種類や性能、使用頻度によって異なるため一概にはいえません。ただし、一般的には300~500回程度充電を繰り返すと、バッテリーの寿命がくるといわれています。また、充電の仕方によっては、バッテリーが破損したり、最悪の場合、発火・爆発するおそれがあったりするので、十分な注意が必要です。無理な充電はせず、製品に合った使い方をすることが寿命を長くするコツだといえるでしょう。
1-4.MODとは
VAPEのバッテリーについて調べていると、MODという言葉をよく目にします。アトマイザーの中のコイルを、低い抵抗値のものに交換しても問題なく使えるタイプのバッテリー、もしくはそのバッテリーを含む製品そのものを、一般的にはMODと呼ぶことが多いです。MODとはModificationの略で、調整や変更、改造といった意味を指します。その名の通り、自分で改造したり調整したりしながら使用することが可能なので、上級者向けとされることが多いです。特に、メカニカルMODと呼ばれるタイプのものは、抵抗値など全てを自分で調整する必要があるので、知識や経験がより必要とされます。
2.VAPEバッテリーの種類
VAPEで使用するバッテリーには、大きく分けて2種類に分類されます。それぞれのタイプがどのようなものかを紹介していきます。
2-1.電池内蔵型
まず1つは、その名の通り、電池が本体に内蔵されているタイプのバッテリーが挙げられます。電流、電圧、抵抗や放電容量といった電池の知識がなくても使うことができるので、初心者でも手軽に使えることが最大の魅力です。また、別途で電池を購入する必要がなく、充電できる環境が整っていればすぐに使用が可能なのも、1つの特徴といえるでしょう。ただし、バッテリーの寿命がきた場合は、本体ごと買い替える必要がある点には注意が必要です。
2-2.電池交換型
もう1つの種類は、電池が交換できるタイプのバッテリーです。電池内蔵型と比べて別途蓄電池を購入する必要がありますが、予備の電池を持ち歩けば電池切れの心配もなく、もし充電池の寿命が来た場合でも、新しい充電池に切り替えればば半永久的に使用することができるという利点もあります。使用できる電池の種類に関しては後述します。
2-2-1.使用できる電池の種類
VAPEの電池は、ノンプロテクト電池という、出力を制限する保護回路がついてないものが使用されています。これは、VAPEの高出力にも対応するためです。そのためノンプロテクト電池は取り扱いに注意しないと、万が一の重大な事故を引き起こしかねません。よって、VAPEで推奨されるのは、ノンプロテクト電池のうち、IMRバッテリーまたはINRバッテリーの2つです。この2種は、ノンプロテクト電池の中でも比較的発火や爆発のリスクが低く、安全性に優れた電池です。VAPEを安全に長く楽しむためにも、この2種は必ず覚えておくようにしましょう。
2-2-2.使用できる電池のサイズ
バッテリーのサイズにはそれぞれ違いがあります。そのため、バッテリーホルダーの直径や長さに合わせたサイズの電池を使用しなくてはなりません。電池のサイズ表記は一般家庭で見る電池と比較すると少し特殊で、5桁の数字で示されており、前半の2桁がバッテリーの直径、後半の3桁が長さを意味しています。代表的なサイズには、たとえば18500、18650、21700、26550などがあります。バッテリーには、「~(数字)電池を1本使用」などと仕様が記載されている欄があるので、必ずその記載通りの電池を選ぶようにしましょう。
また、世の中には重大な事故につながるような違法な大容量のバッテリーが流通していたりしますので、正式な基準に合ったバッテリーを選ぶ必要があります。
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3.VAPEのバッテリー種類別メリットとおすすめな人
2種類のバッテリーについて、それぞれ詳細なメリットを紹介していきます。どんな人におすすめかが分かるので、自分に合ったバッテリーを選ぶ基準にしてください。
3-1.電池内蔵型のメリットは?こんな人におすすめ
電池内蔵型はコンパクトなサイズのものが多く、持ち運びにも便利です。外でも気軽に楽しみたいという人に最適でしょう。電池交換型と比較して種類は限られてしまうという点もありますが、その分バッテリーの知識が浅くても、あまり迷うことなく直感的に扱うことができます。そのため、手軽にVAPEを楽しみたい人や、電池や電流に関する知識を覚えるのは難しいと感じる人におすすめです。
3-2.電池交換型のメリットは?こんな人におすすめ
電池交換型であれば、自分でカスタマイズする楽しみがあるというメリットがあります。また、電池交換型は電池を交換することで同じバッテリーを継続して使用できるため、長い目でみると交換型の方がお得になることが多いです。予備電池を持ち歩けば、万が一の電池切れの際も、電池を交換すれば吸い続けることもできます。VAPEは内蔵型バッテリーの場合、そのバッテリーの容量にもよりますが、大体2~4時間ほどの充電時間を必要とします。そのためやむを得ず2個持ちする人も中にはいますが、電池交換型であればそれを解消することが可能です。電池交換型は、ヘビーユーザー向けのバッテリーだといえるでしょう。また、同じバッテリーを使い続けて、より経済的に使いたい人や、VAPEの拡張性に興味があり勉強してみたい人にもおすすめです。
4.VAPEバッテリーを安全に使用するための注意点
VAPEのバッテリーは一般的な電池に比べ出力も容量も大きいといえます。そのため取り扱いには十分な注意が必要です。万が一の事故が起こってしまってからでは遅いので、ここでは安全に使用するための注意点を紹介していきます。
4-1.安全装置の有無を確認する
VAPEのバッテリーには、ショート保護機能などの安全装置があるテクニカルMODというものと、その装置がついていないメカニカルMODというものがあります。メカニカルMODの方がカスタマイズ性が高く、専門的な知識があればさまざまな楽しみ方ができますが、安全装置がついていない分、注意もより深く必要です。VAPEのバッテリーはショートしたまま使い続けたり、無理な使い方をしたりすると、非常に危険な状態を招いてしまいます。爆発や発火事故の例も実際にあります。バッテリーの種類を確認したうえで、特に初心者は、メカニカルMODよりテクニカルMODのほうが、安全に使うことができるでしょう。
4-2.充電はできれば専用のものを使う
専用の充電器でなくても、バッテリーの充電は可能です。ただし、誤って非対応の充電器を使用してしまうと、バッテリー破損や爆発などの大きな事故を招いてしまう可能性はなきにしもあらずです。VAPEのバッテリーの中には、5V1Aまでしか対応していないものもあります。対応していない充電器を使用すると、思わぬ事故を招いてしまうかもしれません。たとえば、スマートフォンなどの2Aの急速充電器は、5V1Aまでしか対応していないバッテリーに使用すると大変危険です。充電は、必ずVAPEのバッテリーのスペックを確認して行うようにしましょう。
4-3.適切に保管する
安全に使用するには、バッテリーケースなどを使用して、適切に保管することも大切です。バッテリーを裸のままポケットに入れるのは、小銭や鍵などにあたりショートする心配もあるので大変危険です。また、高温・多湿の場所には置かないように注意しておくことも必要です。故障、または火災などの原因になることも、ないとはいい切れません。絶対にしないようにしましょう。
バッテリーケースには、ファスナーつきの利便性の高いものや、カラフルなカラー展開をしている種類もあります。また、携帯しやすいようなホルダーがついているものもあります。自分の好みに合った種類を使いましょう。
5.初心者におすすめなVAPEバッテリーの選び方
バッテリーの選び方によって楽しみ方が変わるのもVAPEの特徴です。ただし、選び方によっては周囲の人に迷惑をかけてしまったり、危険が伴ったりするので、バッテリーの選び方は非常に重要です。初心者がVAPEのバッテリーを選ぶ際におすすめしたい選び方を紹介していきます。
5-1.使用シーンに合わせて選ぶ
毎日同じ使用シーンであることはあまり多くはないといえるでしょう。自宅だけでなく、外出先でも楽しむ場合、1日を通して使用することが想定されます。その場合は前述の通り、充電の必要がないとされる1500~2000mAh程度のものを選ぶようにしましょう。外出先でもよく使用するという人は、持ち運びしやすいコンパクトなタイプがおすすめです。
5-2.アトマイザーに合わせて選ぶ
アトマイザーを選んだうえでバッテリーを選ぶのは基本です。サイズや抵抗値など、アトマイザーに合ったものを選ばないと、動作しない可能性もあります。VAPEは精密機器なので、無理に使用すると故障に繋がってしまうことも、ないとはいい切れません。ここでは、アトマイザーに合わせたバッテリーの選び方を紹介していきます。
5-2-1.適切な出力のものを選ぶ
アトマイザーには、コイルという部品が使われています。コイルには抵抗値という値が存在し、この抵抗値に合わせたバッテリーを選ばないと故障や動作不良の原因になってしまいます。まず、アトマイザーに搭載されているコイルの抵抗値を確認しましょう。そのうえで、その抵抗値を使用できる抵抗範囲値を持ったバッテリーを選ぶことが必要です。
また、アトマイザーには推奨W数というものもあります。推奨W数を満たしていないバッテリーでは、十分な蒸気を発生させることができません。W数に関しても、アトマイザーの推奨W数を確認したうえで、そのW数の出力を満たすバッテリーを選ぶようにしましょう。それぞれの抵抗値やW数は、販売店で店員に直接聞いたり、商品の仕様ページなどから確認できたりします。
5-2-2.適切なサイズ・規格のものを選ぶ
アトマイザーのサイズによっては、接続できないバッテリーもあります。そのため、必ず使用するアトマイザーの直径などを確認してから、対応したバッテリーを選ぶようにしましょう。22mmの直径のものが主流です。また、接続部も必ず同じ規格のものを選びましょう。アトマイザーとバッテリーの接続部が一致しないと当然接続できません。510口金が一般的なサイズです。これも仕様と同様に、販売店で店員に直接聞いたり、商品の仕様ページなどから確認したりしましょう。
5-3.安全装置付き・テクニカルMODを選ぶ
初心者であれば、安全装置付きのテクニカルMODを選ぶのがおすすめです。安全装置なしのメカニカルMODの場合、安全に使用するのに知識と経験がいります。対して、テクニカルMODであれば、ショートしたときに出力しないように安全装置がついているため、初心者でも安全に使用することが可能です。また、テクニカルMODは難しい抵抗値の設定なども自動でしてくれます。安全にかつ、便利な機能もついているので、より初心者に適したバッテリーだといえます。
6.VAPEのバッテリーで困った場合の解決法
安全に使用していても、トラブルが起こってしまうこともなくはありません。慌てずに冷静に対処することが大切です。VAPEのバッテリー使用中に起こるトラブルのうち、よくある3つのトラブルについて、その原因と解決方法を解説していきます。
6-1.充電できなくなった
充電できなくなった場合、ケーブルや充電器側、もしくはその両方の故障により通電ができなくなったことが、主な原因として考えられます。まずは、ケーブルがしっかり接続されているかを確認しましょう。可能であれば、別のUSBポートで試してみたり、違うパソコンを使用してみたりするなど、環境を変えてみることも大切です。新しいケーブルを試してみるのもありでしょう。充電アダプター接続部の汚れにより、通電できていない可能性も考えられます。綿棒などで接続部を掃除してみるのも対策の1つです。上記の対応をしてみても症状が改善されない場合は、バッテリー自体の故障のかの性がありますので購入店へ相談することも、場合によっては必要です。
6-2.電源が入らなくなった
この場合もアトマイザーとバッテリーの接続部の汚れにより、通電できていない可能性が考えられます。綿棒などで接続部を掃除してみましょう。また、安全装置がついているMODの場合、アトマイザー内部のコイルの抵抗値がバッテリーの抵抗値の範囲外だと、安全装置が働くことで電源が入らないということもありえます。その場合は、コイルを抵抗値範囲内のものに交換して対処しましょう。
また、もっとも危険なのは、リキッドと呼ばれる液体がバッテリーに染みてショートしてしまっている可能性です。普段から、使用していない間はリキッドを外しておき、液漏れを防ぐなどの対策をしておきましょう。また、リキッドと一緒にバッテリーやアトマイザーも外して、使用するごとに掃除を心掛けておけば、汚れによる通電できていない状況を回避することが可能です。それでも症状が改善されない場合や、自分では安全に原因を特定できない場合は、購入店へ相談するようにしましょう。
6-3.蒸気の量が落ちた
極端に蒸気が出ない場合は、アトマイザー内部のコイルが接触不良を起こしている可能性がまずは考えられます。一度緩めてから、再度締め直すと改善される場合があるので試してみましょう。ただし、きつく締め過ぎると通電不良を起こしてしまう可能性もあるので、注意が必要です。また、蒸気量が落ちる原因としてはもう1つ、主にコイルが焦げ付いていることが考えられます。コイルは、空だきしたり、使い続けたりすることで、焦げ付いてしまうことがあります。この場合はコイルを新しいものに交換しなくてはなりません。いずれかの対応をしてみても、症状が改善されない場合は、やはり購入店へ相談する必要があるでしょう。
7.VAPEのバッテリーはどこで購入すればいい?
VAPEのバッテリーを購入できる場所はいくつかありますが、種類や選び方と同様に、購入場所も大事です。正規の場所で購入しないと、不良品をつかまされてしまうことも、なくはないでしょう。どこで購入すればよいか、買う場合の注意点なども含めながら紹介していきます。
7-1.ネット購入する
その手軽さから、ネットから購入を考える人も多いのではないでしょうか。自らの足で動く必要がないので、時間や労力を無駄にしないというメリットもありますが、ネット購入の場合はいくつか注意する点があります。まず、商品を自力で選ぶ必要があるということです。電気やバッテリーに関する知識がないと、適切でないバッテリーを購入してしまう可能性が当然考えられます。選択肢が豊富にあるがゆえに、初心者にとってはいきなりネット購入するのはハードルが高いといえるでしょう。
配送料にも注意が必要です。特に海外からネット購入する場合、配送料だけで予算オーバーをしてしまうことも十分考えられます。製品が届く時間も考慮しなければならないので、すぐに楽しむことができないというデメリットもあります。
また、もう1つ気を付けたいのは、現物を確認できないという点です。注文後、想定していなかった商品が届くこともあり、それに気付かず使用して危険が生じる可能性もあるかもしれません。特に初心者は、似通った商品の場合、その違いに気付かないことも大いに考えられます。ネット購入する場合は、正しく豊富な知識と、十分な注意が必要です。
7-2.実店舗の専門店で購入する
実店舗型の専門店であれば、直接プロに相談することができます。そのため、電気やバッテリーに関する知識が不十分だったり、分からないことがあったりしても、安心して購入することが可能です。自分では想像できなかった提案をしてもらえることもあるでしょう。さらに、専門店であれば、基準をクリアした高品質な商品を扱っている場合が多いので、安全に購入することができるのも1つのメリットです。不明な点や不安な点がもしあっても、逐一解消することもできるでしょう。また、VAPEや、バッテリーを始めとする関連機器は購入して終わりではないので、その後のメンテナンスなどが重要です。専門店であれば、メンテナンスが手厚く受けられるということも、メリットとして考えられるでしょう。
たとえばvape studioであれば、商品を無料で体験することも可能なので、自分に合った商品を見付けやすいです。バッテリーとアトマイザーがセットになっているスターターキットの取り揃えも豊富にあります。特に初心者は、このスターターキットから始めたという人も多いです。初心者なら、実店舗型の専門店での購入がおすすめです。
VAPEのバッテリー選びは難しくない!まずは店舗で相談
VAPEのバッテリー選びには、ある程度の基礎知識が必要です。誤った使い方をすれば、思わぬ事故を招いてしまう危険もあります。しかし、正しく理解すれば、初心者でも難なくバッテリーを選ぶことができます。より安全にバッテリーを購入するなら、知識を蓄えるためにも、専門店でプロに相談するのも1つの手です。まずは、実物を見て体験するためvape studioへ行って相談してみてはいかがでしょうか。